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ご挨拶
現代書は時代の要請である。
伝統文化の一翼を担う書であるが今や
自己存在の証として表現の幅が広がり、
その内面の輝きまでが伝わってくるような
作品に目をうばわれます。
私達はこの現代の書を志すグループであり、
今日展覧会全盛の中にあって見る人達が書に
何を求めているかに応えねばならない宿命を
担っての活動であります。
「書」は文字を書く、当然のことだ。
だが書いた文字には様々な意味を持っています。
そのために書き字の意図がストレートに見る側に
伝わらない場合があります。
そこで私達は文字を言葉として書くことを目指しています。
心に沁みるあの言葉。忘れられないあの一言。
美しい日本の言葉を書くという当たり前のことが、
今、一番新しい。
いい言葉探しに時を費やすのも楽しみであり、
これが心に響く書になることが私達の願いであり、課題でもあります。

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